これまで飲用水に対する生活者の反応については数多くの調査がなされてきました。ミツカン水の文化センターでも過去17回にわたり「水に関する生活意識調査」を行い、水道水に点数をつけてもらってきました。これら調査の多くは水の味や用途を含む水消費について調べるものがほとんどでした。 しかし、いま、これまで顧みられてこなかったテーマが現れつつあります。それが現代の「水運び」です。 集合住宅居住者にとっての「現代の水運び」を調べると、水道水とボトルドウォーター等の関係がどのように意識されているのかがわかってくるはずです。それは、いわゆる買い物弱者問題を考える手がかりにもなるテーマでしょう。 そこで、本調査では、東京都集合住宅居住者の40歳代〜70歳代の人を対象に、水道水やボトルドウォーター等がどの程度飲まれているのか、ボトルドウォーター等はいかにして運ばれているのか等、「集合住宅居住者の飲用水運搬志向」に焦点を当てた意識実態調査を行うこととしました。
(2013年2月)