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機関誌『水の文化』

 機関誌『水の文化』は、1999年(平成11)1月創刊。年3回、無償で発行しています。特集テーマは、編集部全員が集まって、関心の高いものを選んでいます。
 創刊以来、「人と水」、「人と人」のかかわりの中で生み出された、知恵や地域固有の習慣に光を当ててきました。「水の文化」を探るうちに、思いがけない "新たな視点"を発見することも。

 意識してきたのは、多様な領域への取材。物事を一側面からだけ見るのではなく、立場が異なる人がどう考え、どうかかわっているかに着目し、横串を通すことで新たな切り口を探ります。また、無形の財産ともいえる知恵や習慣が、未来へつながることを心がけています。ホームページからPDFファイルをダウンロードすることができます。また冊子をご希望の方は、こちらから申込み頂けます。どうぞご利用ください。

最新号

水の文化 53号 ぼくらには妖怪が必要だ
水の文化 53号 2016年 6月

特集「ぼくらには妖怪が必要だ」

正義感の強い妖怪・鬼太郎がさまざまな妖怪と対決する漫画『ゲゲゲの鬼太郎』は、アニメ、映画なども制作され長い間親しまれてきた。最近ではゲームソフトがもとになった『妖怪ウォッチ』が子どもたちを中心に大人気だ。しかし、日本人にとって妖怪とはそもそもどのよう な存在だったのだろうか。

水辺の妖怪として代表的なのは河童だろう。今はきれいな水や水辺のシンボリックな存在となっているものの、かつては人間の尻子玉を抜くと恐れられた、どちらかというと怖い妖怪だった。河童をモチーフにした「ゆるキャラ」が多数生み出されている現代とは何が違うのか。

民俗学者の柳田國男(やなぎた くにお)は、妖怪を「普通の人々の心意伝承に迫る民俗資料」としてその研究を奨励した。妖怪は人間が想像(創造)したもの。ならば妖怪を研究することは、その当時の人間や社会を研究することにつながる。
河童が「怖い」から「かわいい」に変化したのは、私たち人間の側になにかしらの変化があったからだと考えられる。

かつて自然を恐れ、敬った日本人が生み出した妖怪。その変遷を、水辺も視野に入れてたどることで、自然観などの変化について考えていきたい。

  • 前号

    水の文化 51号 水による心の回復力
    水の文化 52号 2016年 2月
  • 前々号

    水の文化 51号 水による心の回復力
    水の文化 51号 2015年 10月
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