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機関誌『水の文化』

 機関誌『水の文化』は、1999年(平成11)1月創刊。年3回、無償で発行しています。特集テーマは、編集部全員が集まって、関心の高いものを選んでいます。
 創刊以来、「人と水」、「人と人」のかかわりの中で生み出された、知恵や地域固有の習慣に光を当ててきました。「水の文化」を探るうちに、思いがけない "新たな視点"を発見することも。

 意識してきたのは、多様な領域への取材。物事を一側面からだけ見るのではなく、立場が異なる人がどう考え、どうかかわっているかに着目し、横串を通すことで新たな切り口を探ります。また、無形の財産ともいえる知恵や習慣が、未来へつながることを心がけています。ホームページからPDFファイルをダウンロードすることができます。また冊子をご希望の方は、こちらから申込み頂けます。どうぞご利用ください。

最新号

水の文化 59号 釣りの美学―静寂と興奮の狭間で
水の文化 59号 2018年6月

特集「釣りの美学
―静寂と興奮の狭間で」

古来、釣りは趣味として、またはスポーツとして親しまれてきた。例えば1653年に出版されたIzaak Waltonの "The Compleat Angler”(邦題『釣魚大全(ちょうぎょたいぜん)』)は哲学に始まり(釣りをする前に)、魚の種類、釣り方、さばき方、料理方法などまでを綴った「釣り人の聖書(バイブル)」と呼ばれる。かの開高健もこの書の愛読家であり、釣りをするときは〈そこにある静かなることを学べ(Study to be quiet)〉という言葉を一番大切にしていた。

日本でも1723年(享保8)に旗本の津軽采女(つがるうぬめ)が著したとされる『河羨録(かせんろく)』や江戸後期に黒田五柳が書いたとされる『釣客伝(ちょうかくでん)』において、釣りの心得や準備に始まり、やはり魚の種類と習性や釣り方、料理方法まで記されている。

このように、釣りは多くの釣り人によって、静寂と興奮の狭間で支持されてきた。それはなぜなのか。そして、魚を釣るという行為を通じて生まれる「水と人との関係性」についても考えてみたい。

  • 前号

    水の文化 58号 日々、拭く。
    水の文化 58号 2018年 2月
  • 前々号

    水の文化 57号 江戸が意気づくイースト・トーキョー
    水の文化 57号 2017年 10月
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