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- 機関誌『水の文化』
機関誌『水の文化』は、1999年(平成11)1月創刊。年3回、無償で発行しています。特集テーマは、編集部全員が集まって関心の高いものを選んでいます。
創刊以来、「人と水」、「人と人」のかかわりの中で生み出された、知恵や地域固有の習慣に光を当ててきました。「水の文化」を探るうちに、思いがけない "新たな視点"を発見することも。
意識してきたのは、多様な領域への取材。物事を一側面からだけ見るのではなく、立場が異なる人がどう考え、どうかかわっているかに着目し、横串を通すことで新たな切り口を探ります。また、無形の財産ともいえる知恵や習慣が、未来へつながることを心がけています。ホームページからPDFファイルをダウンロードすることができますので、どうぞご利用ください。

水の文化 39号 2011年 11月-
特集「小水力の底力」
水は清らかに流れているだけで価値があります。
しかし、流れる水はエネルギーをも秘めています。
水力発電というと大規模ダムを思い浮かべますが、
ダムをつくらず、環境を大きく変えないで
少量の水力で発電する方法が小水力発電です。一方、自然エネルギーの観点から見たら、
水力は、太陽光や風力同様、再生可能なエネルギー。
CO2の排出もなく、環境に優しいエネルギーで、
困った廃棄物も出しません。こうした利点を挙げていくと、
大いに活用していきたいと思いますが、
水利用のルールがあるため、
誰もが簡単にできるというわけではありません。
水をいかに利用するかということに対し、
新しい考え方を共有していかないと
小水力発電を推進することは
まだまだ、難しいのが実状なのです。それでも、資源がないといわれる日本において、
潤沢に恵まれた〈水〉を使わないというのは、
いかにももったいないこと。
難しい課題に取り組みながら、
小水力発電を推進するにはどうしたらいいか、
真剣に考えることで、
日本の未来のエネルギー問題に
夢を描きたいと思います。