ミツカン水の文化センターでは、本年6月上旬に、東京圏、大阪圏、中京圏の在住者600名を対象に平成11年度「水にかかわる生活意識調査」を実施しましたが、このほど有効回答490票の集計結果がまとまりました。
「水にかかわる生活意識調査」は、科学的な研究や調査では見落とされがちな"一般生活者の実感としての水"の諸相を明らかにすることを目的に、一般生活者のくらしと水とのかかわり、水に対する意識と行動などについてさまざまな角度からアンケート形式で調べたものです。1995年以来、ほぼ同じ内容で毎年実施しており、今回が5回目になります。
ミツカングループは文化元年の創業以来、酢の製造を社業の中心としてきました。酢の製造に水は欠かせないものだけに、ミツカングループの水に対する関心は創業当時から一貫して高いものがありました。たとえば創業当初、良質な水を求めて当時としては画期的な私設水道を敷設したなどの記録が残っています。
まさに水の恩恵を受け、水に育てられてきたミツカングループは、今年1月に"水の文化"に関するさまざまな研究や情報交流活動を推進していく母体として、『ミツカン水の文化センター』を設立。「水」に関する意識向上を図るとともに、「水の大切さ」を訴求していきたいと考えています。
「水にかかわる生活意識調査」調査結果についても、過去4回の結果とともに、『ミツカン水の文化センター』の基礎資料として活用していきます。
(1999年7月発行)