ミツカン水の文化センターでは、本年6月中旬に、東京圏、大阪圏、中京圏の在住者1,500名を対象に、平成22年度「水にかかわる生活意識調査」を実施し、このほど集計結果がまとまりました。
近年、世界的に「水ビジネス」市場が拡大しており、「水メジャー」といわれる海外大手が大きなシェアを得ています。こうしたなか、日本でも国・自治体・企業が連携した国際展開が活発化し、"どこでも安全な水が飲める"日本の水道水の技術を海外で展開しようという取り組みが動き始めています。そこで今調査のレポートは、「水道水に対する意識」に注目してまとめました。加えて、東京・大阪・中京圏との対比を目的に、水道水のすべてが地下水でまかなわれている熊本市を対象に特別調査を実施しました。
「水にかかわる生活意識調査」は、センター設立に先立ち、1995年に第1回目を実施して以来、ほぼ同じ内容で毎年6月に行っており、今回が 16回目になります。日常生活と水とのかかわり、生活者の水にかかわる環境意識、水と日本文化などについてアンケート形式で調べることにより、生活者の実感としての水の諸相を明らかにしようというものです。これまではファックス調査としましたが、昨今の通信環境の変化により今年からインターネット調査とし、調査項目を絞り込むなど見直しを行いました。
(2010年7月発行)