東日本大震災は広範な被害を生み、被災地は復興に向けて進んでいます。 宮城県仙台市と千葉県浦安市では、ともに断水しましたが、断水被害者を取り巻く環境は異なったものでした。そこで、当センターでは、二つの市の断水への対応行動の実態と意識を調査することとしました。 その結果浮き彫りになったのは、両市の回答者とも、断水被害を、人との関係をうまく使い乗り切っているという実態でした。 さらに、回答者から自由回答として多数の「断水への対応、教訓」を寄せていただきました。まさに、経験知の集積です。 調査にご協力いただいた方々に感謝するとともに、断水被害を受けた際に少しでもこの調査結果を役立てていただければ幸いです。
(2012年2月)