水の文化フォーラム

水の文化交流フォーラム2005
リスクに強い水利都市
水循環がつくる21世紀の里<都市>とは

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 水害、地震、火災、温暖化―現代都市にはさまざまなリスクが存在します。それらのリスクに高コストではありますが個別の政策で対応し、とりあえず安全で快適と思われる都市環境が実現されてきました。しかし、いつの間にか都市の安全が当たり前となり、個々人で都市をメンテナンスする努力が忘れられがちになっています。今求められるのは、多様な資源を身近に利用することで守っていく里としての都市ではないでしょうか。
 都市において水はライフラインの一翼を担っていますが、都市水害等を引き起こすリスク要因でもあります。また同時に、消防水利・環境水利など、さまざまなリスクを緩和する資源ともなっています。多様な水利用を目指した水循環は、単なる都市の水環境整備を超えて、21世紀の里<都市>において安心して暮らすための基本コンセプトといえそうです。
 そこで本フォーラムでは、リスク・安心・利用という3つのキーワードを軸に、健全な水循環をベースとした21世紀の里<都市>の姿と文化について、気鋭の論者に語っていただきました。

実施概要

日時
2005年11月29日(火) 13:30〜17:30
会場
草月ホール
プログラム
  • 報告1「これからの里<都市>居住におけるリスク回避の方向性」
    菅 豊(東京大学東洋文化研究所助教授)
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  • 報告2「リスク認知と合意形成」
    中谷内 一也(帝塚山大学心理福祉学部教授)
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  • 報告3「夢ではない木造文化の水利都市」
    大窪 健之
    (京都大学大学院地球環境学堂地球環境学舎
    三才学林人間環境設計論分野助教授)
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  • 報告4「都市の水循環と安全を守る水利」
    沖 大幹(東京大学生産技術研究所助教授)
パネルディスカッション
  • 安心水利で21世紀の里<都市>をつくる文化とは?
    コーディネーター:鳥越 皓之
    パネリスト:菅 豊、中谷内 一也、大窪 健之、沖 大幹
    参加者との質疑応答
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