2019年11月30日(土)愛知県名古屋市にて、第14回「発見!水の文化」イベントを実施しました。今回の「発見!水の文化」は、昨年に引き続き、一般社団法人中川運河キャナルアートの協力を得て実施しました。中川運河と堀川を一気にめぐることのできる特別コースを2艘の船に分かれて、川地正教氏と柳田哲雄氏の解説を聞きながらめぐりました。
中川口通船門は、水位差のある名古屋港と中川運河を船で通航できるように整備されました。
この通船門のおかげで中川運河の水位は一定に保たれています。当日は船に乗り水位差を体感しました。
中川運河は、名古屋港からと、水処理センターで綺麗に処理された水が流れ込むことにより、水質が向上しています。また、平成24年には行政によって中川運河再生計画が出され、市民の憩いの場となるよう、様々な取り組みがされています。
堀川は400年ほど前に作られた川で、名古屋に生活必要物資を運び入れたり、逆に作ったものを運び出したりという重要な交通路となっていました。特に納屋橋のあたりでは、東側では、材木関係、西側には乾物や生活必要物資が多く出貨・入貨されており、堀川の東と西で全く違う商業活動が行われていたといわれています。
松重閘門は、昭和7年頃から昭和43年頃まで堀川と中川運河の水位差を調整するために作られ、当時は自由に行き来でき、年間8,000隻ほどの船が通っていました。現在は、閉鎖されているものの名古屋市の有形文化財となっています。
参加者のみなさんからたくさんの感想をいただきました!
通船門を通り実際にしくみを体験できおもしろかったです。(40代女性)
大変わかりやすい説明で楽しめました!子どもたちも連れて来たかったと思いました。(40代女性)
名古屋にずっと住んでいるが知らないことも多く面白かった。(30代男性)
天気に恵まれ心地よい水辺を感じながらの実施となりました。講師の解説を通し、堀川・中川運河の水辺の歴史や文化、発展に向けた取り組みなどを知ること、
水と人とのかかわり感じることができました。
参加者のみなさん、実施報告をご覧くださったみなさんありがとうございました。