2005年01月12日
佐藤 洋一郎
さとう よういちろう
総合地球環境学研究所教授
稲作を行うためのハードウェア・ソフトウェアは、水の文化と切り離せません。その稲作も、かつて小学校の教科書では「弥生時代になると水稲耕作が始まり、生産力が上がりました」と習ったものですが、最近の研究ではどうも様子が異...
2004年12月28日
安達 裕之
あだち ひろゆき
東京大学大学院総合文化研究科教授
日本は海洋国と言われる割には、和船の歴史について調べている方が少ないのが現状です。今回は、造船技術を歴史の側面から研究している安達裕之さんに和船についていくつかのエピソードをうかがいました。
2004年12月17日
山口 仲美
やまぐち なかみ
埼玉大学教授
じゃぶじゃぶ、ざぶざぶ、どんぶらこ、しとしと・・・日本には水に関係のある擬音語・擬態語が多数あります。でも、このような表現はいつ頃から使われていたのでしょうか。他の国の人は、どんな表現をするのでしょうか。今回は、古...
2004年08月30日
後藤 雅知
ごとう まさとし
千葉大学教育学部助教授
テレビで江戸の時代劇に馴れ親しんだためか、江戸時代というと農民や町人の姿がすぐに思い浮かびます。では、漁民はどのような暮らしをおくり、魚を取り巻きどのような商いが行われていたのでしょうか。学生の頃から、漁師町の史料...
2004年08月09日
斎藤 善之
さいとう よしゆき
東北学院大学経済学部助教授
日本はまぎれもない海洋国です。明治時代に鉄道が現れるまで、各地で大量輸送を担っていたのは船でした。菱垣廻船、樽廻船、あるいは北前船などの言葉は高校生の教科書にも載っており、有名です。しかし、そのような船がどのような...
2004年08月05日
蔵治 光一郎
くらじ こういちろう
東京大学大学院農学生命科学研究科講師
日本は森の国と言われます。森には水がしみ込み、豊かな水が涵養されている。そんなイメージを多くの人がもち、コンクリートのダムとの対比で「緑のダム」という言葉まで生まれました。では、どの程度の水を涵養する力があるのかと...
2004年06月18日
諸富 徹
もろとみ とおる
京都大学大学院経済学研究科助教授
<経済学者が書いた環境問題の本>というと、難解な数式やグラフが並んでいるページをつい想像してしまいます。ところが、2003年に出版された『環境』という本は、一般にはあまり知られることのなかった市場と社会の捉え方が平...
2004年06月14日
宗田 好史
むねた よしふみ
京都府立大学人間環境学部助教授
水辺の空間が大事であることは、これまでも多くの人々によって語られてきました。しかし、あらためて「なぜ」と問われると、その理由を答えるには苦労します。今回は、京都を足場に、旺盛なまちづくり活動を展開している宗田さんに...
2004年02月10日
佐藤 仁
さとう じん
東京大学大学院新領域創成科学研究科助教授
最近では、水も森も、地球規模での「稀少資源」と呼ばれます。そして、この枯渇するかもしれない稀少資源を、地域の共有資源「コモンズ」として守れないものかと議論されています。しかし、そもそも「資源」とは何のことなのか。今...
2004年01月13日
山口 昌伴
やまぐち まさとも
GK道具学研究所長・道具学会事務局長
『台所空間学』『日本人の住まい方を愛しなさい』等の著書で、かねてより日本の台所のありかたに警鐘をならし、「住まいの中の水系を考えなさい」と訴えてきたのが山口昌伴さんです。今回は、その山口さんに、台所に興味をもったき...