「使いながら守る水循環」。これが里川です。実際の河川のみを指すのではなく、暮らしとかかわるすべての「水」は、里川の可能性を秘めています。
森、川、農園、工場、トイレや台所から海へと流れた水は、蒸発し、雨になり戻ってきます。
こうした循環を維持するには、みんなの協力が必要です。
身近にありながら、なかなか気がつかない「里川」。 〈里川文化塾〉は、そうした「里川」と私たちとのつながりを発見し、「使いながら守る水循環」について考えるワークショップです。
2012年07月27日
多摩川の二つの取水口から川崎市ほぼ全域を流れる総延長32kmの用水路があります。今は各所で水辺の散策路として親しまれているこの水路は「二ヶ領用水」といい、南関東最古の農業用水でした。第5回里川文化塾では、実際に二ヶ領用水の一部を歩き、江戸時代から現在まで連綿と続く人と水との...
2012年02月29日
唱歌「春の小川」のモデルとして有名になった河骨川(こうほねがわ)は、渋谷川の一支流。歌詞に描かれたのどかな小川の風景は、山の手に広がる無数の谷筋を流れる小河川の典型的な姿でした。都市河川の暗渠化の背景にはさまざまな歴史的経緯があり、型通りの理由では説明がつきません。単に暗渠...
2012年02月24日
東日本大震災の影響により、この夏は、エネルギー不足が深刻な問題となり、例年以上に再生エネルギーへの関心が高まりました。そこで、今回の里川文化塾では、流れる水が生み出すエネルギーを利用した小水力発電に注目しました。家庭の屋根に設置すればすぐに発電できる太陽光発電や、風力発電に...
2012年02月03日
火事や地震などの災害が発生した際、私たちは川をどのように利用することができるのでしょうか。「使いながら守る水循環」を考える里川文化塾では、今回、非常時における川の利用法に注目しました。地域形成史を専門に全国の川を視察している難波匡甫さんを水先案内人に招き、日本橋川・神田川・...
2012年02月03日
里山や里海だけではなく、暮らしとかかわるすべての水循環の経路を私たちのセンターでは「里川」と呼んでいます。いろいろな里川を発見しその価値を身近に感じたい!ということで、第1回の里川文化塾に選んだフィールドは府中用水(東京都)です。