人口750万、実際には1000万人が住むと言われるタイ・バンコク。
この大都市の年中行事となっているのが雨期の「洪水」です。
毎年のように水に浸かる。
にもかかわらず、水に浸かっても悠々と構えていられるのはなぜなのでしょう。
タイの人々がどのように水と接しているかを知ると、リスク感覚の違いを強く意識させられます。
ねじ伏せられる洪水と、満ち溢れる満水。
その違いは、水害対策という私たちの考え方をさえ変えてしまいそうです。
これは、日本の水防意識の持ちようを見直すひとつのきっかけなのです。