私たちは水を飲まずには生きていけない。人体の約60%は水分といわれる。しかし、水は体内でどのように機能しているのか。水分バランスが崩れたときには、どんなことが起こるのか。
一例を挙げると、体重の2%にあたる水分が体外に排出されると、集中力の低下、スキルレベルの低下、心拍数や体温の過度な上昇などが発生するとされる。
人体における水分のイン・アウトとしては「飲水」「発汗」「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」「排泄」などが思いつくものの、そのメカニズムはとてつもなく複雑なようだ。
体内における水分調節について環境生理学や運動生理学、栄養学など多角的に知ることで、自分の体と水の関係をあらためて学びたい。
夏の盛りに井戸の水で遊ぶ子ども(長野県松本市)