2012年08月24日
人の暮らしに欠かせない川は、恵みと厄災の両面を持つ存在です。人の暮らしと川が心理的に遠い存在になっている現在、距離を縮めて〈新たな里川〉を地域に復活させるには、温故の知恵が大切ではないでしょうか。今に伝わる数々の〈水の伝説〉には、人が川と折り合いをつけながら暮らしてきた知恵...
2012年08月24日
福岡県糸島市
2011年(平成23)に創立100周年を迎えた九州大学は、福岡県西部の糸島地域〈伊都キャンパス〉に2019年(平成31)の移転完了を目指し、学生・教職員約1万8700人の移転を進めています。糸島市は2010年(平成...
2012年07月27日
多摩川の二つの取水口から川崎市ほぼ全域を流れる総延長32kmの用水路があります。今は各所で水辺の散策路として親しまれているこの水路は「二ヶ領用水」といい、南関東最古の農業用水でした。第5回里川文化塾では、実際に二ヶ領用水の一部を歩き、江戸時代から現在まで連綿と続く人と水との...
2012年07月27日
編集部
越前に頼めば、何かできる。そんな、面白い和紙の企画が続いています。近代的な印刷技術の導入で、印刷効率に優れた洋紙にその座を譲って久しい和紙。全国各地に散らばる和紙産地の危機的状況がささやかれる中、活路を求...
2012年07月27日
藤實 久美子
ふじざね くみこ
ノートルダム清心女子大学文学部准教授 文学博士
史学科で学んだ藤實久美子さんですが、社会学科や新聞学科にも惹かれるほど、メディアの問題に関心があったそうです。その興味が、江戸時代に大きく発展した出版メディア〈武家の名鑑〉への研究を深いものにしました。近...
2012年07月27日
河合 荘次
かわい しょうじ
日本拓本家協会副会長
河合荘次さんは、拓本が単なる模写ではなく、拓本家の個性と芸術性の表現だということを、教えてくれました。水で紙と墨を使いこなすことによって、実現される匠の技です。拓本はまた、その時代のありのままの姿を写しま...
2012年07月27日
杉原 吉直
すぎはら よしなお
(株)杉原商店代表取締役 和紙ソムリエ
越前和紙の産地には、10代目がたくさんいます。杉原吉直さんも、その一人。火事で記録が焼失したために、わかっているだけで10代目の継承者です。その長い歴史で最大の危機にある現在、和紙ソムリエを標榜しながら、...
2012年07月27日
宍倉 佐敏
ししくら さとし
宍倉ペーパーラボ主宰
植物が大好きで、繊維を見れば即座に何だかわかる、と言う宍倉佐敏さん。その特技を生かして、製紙用植物繊維に関する研究を続け、紙の繊維分析に貢献してきました。和紙の優れた特質を受け継ぐには、子どもの教育が要。...
2012年07月27日
古賀 邦雄
こが くにお
古賀河川図書館長 水・河川・湖沼関係文献研究会
昨今、水に係る百選シリーズが人気を呼んでいる。昭和60年環境庁による「日本名水百選」を端緒に、平成21年環境省による新たな「平成の名水百選」、平成8年国土庁による「全国水の郷百選」、平成17年農林水産省に...
2012年07月27日
五十川 嘉美
いそかわ よしみ
福井県越前市赤谷町
赤谷の名水は、別名瓜割清水と呼ばれています。その昔、瓜を水につけたところ、あまりの水の冷たさに瓜が割れてしまったことからその名がつきました。地元の人は、赤谷をアカタンと呼んで、親しんでいます。そもそもアカ...