2011年11月08日
編集部
前回、私たちが小水力発電を特集したのは(『水の文化』28号)、CO2削減のための救世主になり得るのでは、という期待からだった。自然エネルギー推進の中で、小水力発電の評価が不当に低いことも気がかりだった。急...
2011年11月08日
小林 久
こばやし ひさし
茨城大学農学部地域環境科学科教授 農学博士
小水力発電の中でも100kW以下のマイクロ水力にこそ、できることがある、と言う小林久さん。マイクロ水力には、かつての村の鎮守の神社のような役割があってそれはエネルギーを地域に取り戻す希望だ、と考えています...
2011年11月08日
古賀 邦雄
こが くにお
水・河川・湖沼関係文献研究会
日本のダム(堤高15m以上)は、約2700基が築造されている。その用途は江戸期までは灌漑用水が主で、明治期以降は水道用水、水力発電、工業用水が加わり、さらに、近年これらの用途に治水目的を含めた多目的ダムが...
2011年11月08日
廣林 孝一
ひろばやし たかかず
株式会社スカイ電子代表取締役社長
生産拠点の海外移転による、日本国内でのものづくりの空洞化。長年、日本の経済基盤を支えてきた中小企業は、厳しい状況に陥っています。スカイ電子の廣林孝一さんは、そんな逆境を逆手に取って、技術力によって、新機軸...
2011年11月08日
宮﨑 淳
みやざき あつし
創価大学法学部教授
法律ができる以前から、人は水を利用し、また、水を利用するための秩序を形成してきました。歴史的・社会的に生成されてきた水利用の権利は、地域社会の慣習に基づいて成立しているため、慣行水利権と呼ばれています。消...
2011年08月03日
編集部
近年、地図人気が高まっている。明治期の旧版地図と現代の地形図を重ねたものを持って歩き、土地利用の変遷を楽しむなど、地図の魅力は新たな広がりを見せている。ルネッサンス以降、地図は近代化して科学に組み込まれ、...
2011年08月03日
岡本 耕平
おかもと こうへい
名古屋大学大学院環境学研究科教授 博士(地理学)
空間認知の力は、自然環境や生活文化の違いに影響され、その技能は、使わなければ衰え、鍛えることも可能、と岡本耕平さん。実は、ハザードマップは個別につくられているために、統合して読み解く力が求められ、自分のも...
2011年08月03日
山下 弘記
やました ひろき
株式会社ゼンリン 執行役員 GIS事業本部長
住宅地図から始まったゼンリンの歴史。足で稼ぎ、手間を惜しまず更新し続ける仕事ぶりが、データの信頼性を育んできました。いくらデジタル化が進んでも、根本にあるのは人がかかわる〈アナログ〉作業ということを教えら...
2011年08月03日
沖中 千津留
おきなか ちづる
法政大学大学院博士課程後期
近代的な土木技術や都市政策によって、市街地に新しい景観が生み出されていくにつれその土地の由来は、わかりにくくなっていきます。荒川放水路によって、都市化の波が緩やかであったお蔭で水神宮をはじめとする、豊かな...
2011年08月03日
政春 尋志
まさはる ひろし
国土交通省 国土地理院 基本図情報部長
近代国家を成立させるために不可欠だった、測量に基づく国土の地図。国土地理院の地図は、さまざまな場面でオリジナルな原図として活用されてきました。アナログ・紙の時代から、デジタル・データの時代へ変わろうとも、...