機関誌『水の文化』57号
江戸が意気づくイースト・トーキョー

『水の文化』57号
江戸が意気づくイースト・トーキョー

水の文化 57号 江戸が意気づくイースト・トーキョー
2017年 10月

東京の東側が元気だ。例えば、蔵前や清澄白河といったエリアでは、若いクリエイターたちが隅田川と関連運河の水辺のまちに魅力を感じて移り住んでいる。

振り返れば、江戸時代の江戸(東京)の中心軸は今よりも東側だった。幕府が「明暦の大火」(1657年[明暦3])をきっかけに隅田川左岸の低湿地を開発したことで、市街地(町場)は東へと広がっていった。

今、行政や企業、住民などさまざまな担い手が、東京の東側で生み出しつつある「現代ならではの魅力」を、地域の資産である隅田川と関連運河の視点から探っていく。東京の東側「イースト・トーキョー」で起きている変化の裏には、いったい何があるのだろうか――。

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江戸が意気づくイースト・トーキョー
イースト・トーキョーCruise Map

今回の特集で取り上げる「浅草」「蔵前」「本所」「深川」を小型船で巡り、記事と関連のある地点を撮影した。水面から見ると、どんな景色なのだろうか。

かわいい屋形船でゆったりと

撮影協力は下町探検クルーズ「がれおん」。東京スカイツリーRの真下にある「おしなり公園船着場」や日本橋船着場などから、東京の川・掘割を遊覧する小さな屋形船だ。(扇橋閘門の改修工事が終わるまで「おしなり公園船着場」発着のクルーズは運休)
http://www.galleon.jp/
Tel.03-5858-6877

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