2002年12月06日
小関 由美
13年前の1989年、私は1年ほどロンドンで暮らしていた。幼い頃から外国に対する憧れがあり、それは食いしんぼうの私ゆえ、食べものから始まったように思う。東京・御徒町のアメ横で、小さな露店の輸入菓子専門のお...
2002年12月06日
編集部
交通システム、流通システム、システム家具・・・。世の中にはいろいろなシステムがある。システムは人がつくったものであるから、それをコントロールする考え方を必ずもっている。中でも水道は厳格な考え方を要求するシ...
2002年12月06日
荒俣 宏
あらまた ひろし
翻訳家評論家小説家
最近、自分の中で一つのキーワードが浮かんでいる。「水芸」というのである。水の文化は、河川の埋め立てのような土木工事に始まり、治水・利水、さらには茶の湯や名水に至るまで、実に多種多様の分野があり、これを選ん...
2002年12月06日
神吉 和夫
かんき かずお
神戸大学工学部助手
私たちは水道水に大きな恩恵を受けています。ライフラインを確保する立場から「水道は公営事業」というのが、現代の水道法で定められた原則となっています。しかし近代以前の日本には「自分の使う水は自分で治める」とい...
2002年12月06日
小林 郁雄
こばやし いくお
株式会社コー・プラン代表 阪神淡路大震災記念 人と防災未来センター上級研究員
1995年(平成7年)1月17日から7年余りが経過しました。この日早朝に起きた阪神淡路大震災は6千数百名の死者、3万5千名の負傷者、20万戸の倒壊家屋という大惨事となりました。日頃はあるのがあたりまえと思...
2002年12月06日
嘉田 由紀子
かだ ゆきこ
京都精華大学教授、 琵琶湖博物館研究顧問、 水と文化研究会世話役
日本中にあまねく近代水道が行きわたったのは意外と新しい。日本で最初に近代水道がはいったのは、明治20年の横浜であり、そのあと、東京、大阪、神戸など、沿岸域の大都市に「衛生」を目的とした近代水道が普及した。...
2002年09月17日
編集部
京都・清水寺を訪れると、音羽の滝で水を飲む人々の姿を見ることができる。アルミのひしゃくを使い、みんなが代わる代わる水をすくい取って飲む、日本ではおなじみの風景である。しかしよく考えてみると、抗菌グッズが売...
2002年09月17日
編集部
今回取り上げたのは、仙台を拠点に活動展開している特定非営利活動法人(NPO)「水環境ネット東北」。「水360度!水に関わることは何でもテーマにしよう」と肩肘張らずに活動を続けてきた団体です。水環境ネット東...
2002年09月17日
寺田 實
てらだ みのる
画家
ーー今日は銀座のギャラリーで画家である寺田さんにお話を伺うわけですが、もう一つの顔でもある洗濯機の商品企画マンとしての経験から、その開発黎明期の話をうかがえますでしょうか。1962年(昭和37年)の春、1...
2002年09月17日
山折 哲雄
やまおり てつお
国際日本文化研究センター所長
ーーまず、ご自身の「水」との関わりについてうかがえますか。私は小学校六年生の時、岩手県の花巻に住んでいました。北上川が流れていまして、夏になるとよく泳ぎにいったものです。その場所は、ちょうど支流が合流する...