2003年09月16日
松井 惠
まつい めぐみ
京都環境アクションネットワーク代表
6月の終わりから7月始め、京の町家ではふすまを夏の簾戸に替え畳の上には籐の敷物を敷く。軒先には簾をかけ陽が差し込まないようにする。表の格子戸から奥の庭に至るまで風が吹き抜けるように考えられている。梅雨も開...
2003年09月16日
編集部
8日間に渡り国内外2万名以上の参加者が意見を戦わせた、第3回世界水フォーラム。その会場では、青と白のジャンパーを着て首からプレスカードを下げた子どもたちが取材に走っていました。彼らは「水っ子新聞」の子供特...
2003年09月16日
浜野 潔
はまの きよし
関西大学経済学部教授
――浜野さんと京都の関わりからお話をうかがえますか。私は、京都をフィールドに歴史人口学という学問を専攻しています。これは昔の史料をもとに、出生や死亡、結婚、移動、家族など人口にまつわる事柄を調べようという...
2003年09月16日
米山 俊直
よねやま としなお
大手前大学学長、 京都大学名誉教授、 淀川水系流域委員会猪名川部会長
京都は、冬は底冷えが厳しく、夏は蒸し暑い、と文学者たちが書いている。それは他所から京見物に訪れる人々の共通の感覚で、江戸時代の滝沢馬琴あたりまでさかのぼることができる。これは、盆地の典型的な気象である。た...
2003年09月16日
編集部
2003年3月16日(日)〜23日(日)の8日間にわたり第3回世界水フォーラムが、京都、滋賀、大阪という琵琶湖・淀川流域の3都市で開催された。参加者は世界約180カ国より24000名に及んだ。世界水フォー...
2003年04月03日
柿崎 一郎
かきざき いちろう
横浜市立大学国際文化学部講師
――柿崎さんが、タイとかかわり始めたきっかけを教えてください。父親がタイに赴任したことで、中学校時代に3年間をタイで過ごしました。のちに進路を決めるときに、タイにかかわる研究がしたいと思ったのですが、元来...
2003年04月03日
編集部
「戌(いぬ)の満水」と呼ばれる歴史的事件がある。徳川吉宗による享保の改革のただ中、寛保2年(1742)の出来事である。この年の7月末から8月初めにかけて、超大型台風が関八州、越後、信濃、甲斐を直撃し、江戸...
2003年04月03日
森田 敦郎
もりた あつろう
東京大学大学院総合文化研究科博士課程、 日本学術振興会特別研究員
「この村にわしらが移住してきたのは、ここに大きな池があったからだ。ほら小学校の前に池があるだろう。あそこに池があったから、わしらはここに村を建てることにしたんだ。あのころここは水が豊かで、ウドムソンブーン...
2003年04月03日
所澤 さやか しょざわ さやか
タイの大都会、バンコクに住んで驚いたのは、家では料理をしない人が圧倒的に多いということだ。日本でも、最近はコンビニエンスストアと安い外食産業の発達で、自宅にまな板がない人とか、包丁を持っていない人とかがい...
2003年04月03日
編集部
長島、大垣は、ともに木曽三川によるデルタ地帯に広がる輪中の地として知られる所。輪中といえば、小学校のときに習った「堤防に囲まれた、水屋のある家々」を思い出すが、実はそんな数行の説明では語りきれない、多くの...