2003年04月03日
古賀 邦雄
こが くにお
水・河川・湖沼関係文献研究会
アジアの国々は歴史、民族、気候とそれぞれ異なるものの、水の文化については「水の神」「水辺空間」「灌漑農業」に関する書が数多く刊行されている。那谷敏郎著『龍と蛇〈ナーガ〉』(集英社、2000年)は、龍蛇ナー...
2003年04月03日
高谷 好一
たかや こういち
滋賀県立大学人間文化学部教授
1960年代にはルースリー・ストラクチャード・ソサエティ(ゆるやかな構造をもった社会)という言葉が大流行でした。日本とタイの社会を比較して、J・F・エンブリーが日本はタイト(きっちりした)、タイはルース(...
2003年04月03日
編集部
雨期が終わった11月のバンコクは、気温も低くなって、ようやく過ごしやすい季節を迎える。つまり、夜寝るときにクーラーを入れる必要のない気温になってきているのだが、タイの人たちは寒い寒いと言ってジャンパーを着...
2003年04月03日
中島 正博
なかしま まさひろ
広島市立大学国際学部教授
――これまでの仕事の内容についてうかがえますか。私は、大学では農業水利(灌漑、排水等)を勉強し、アメリカで水資源計画を専攻しました。その後日本に戻り、(財)国際開発センターに入り、開発計画づくりや、政府開...
2003年04月03日
アジアまち居住研究会
2002年の夏は世界の各地で洪水の被害が相次いだ。とくに被害が大きかった中国、チェコ、ドイツ、オーストリア、ロシアは、日本のニュースでも取り上げられて記憶に新しい。洪水による被災者は、この20年間で7倍に...
2003年04月03日
スワッタナー・タダニティー
チュラロンコーン大学社会調査研究所副所長・ 建築学部都市地域計画学科助教授
――タイ国土の開発史の中で、チャオプラヤー川の占める位置についてうかがいたいと思います。日本では水が町にあふれたら、災害ととらえます。すぐに堤防を造り、水を遠ざけようとします。ところが、こちらに来て驚いた...
2002年12月06日
古賀 邦雄
こが くにお
水・河川・湖沼関係文献研究会
2002年9月現在、アフガニスタンは長年の戦乱と大旱魃を受けて、人々はいのちの源、水に難儀する日々が続いている。先日のテレビで「なによりも、水が欲しい」とアフガニスタンの子の訴える姿は、今でも脳裏から離れ...
2002年12月06日
小堀 巌
こぼり いわお
国際連合大学上級学術顧問 元日本沙漠学会会長
水が豊富といわれる日本で、私たちは、現在の水道や用水のシステムを当然のこととして受け止めてきました。しかし海外に目を転じると、水資源に乏しい国や地域はいくらでもあります。ではそのような水が貴重な土地では、...
2002年12月06日
渡部 一二
わたべ かずじ
多摩美術大学環境デザイン学科教授
水道が100%普及したにもかかわらず、用水を生かし、井戸や湧水を使い分けて暮らす都市、それが郡上八幡(岐阜県郡上郡八幡町)です。渡部一二さんは、70年代後半〜80年代にこの町を調査し、水と多様な縁を結ぶこ...
2002年12月06日
水みち研究会
井戸も湧水も、普段は見えない水です。こんこんと湧き出る水の美しさに、人々は不思議な力を感じ大切に奉ってきました。そんな井戸や湧水が地下でどのように流れているのか、どういう経緯で地上に涌いてくるのかを調べて...