安いものには訳がある、あまりに安価なものを疑ってかかるときの戒めです。
同じように、高いものにも訳があるという認識が長らく水と安全はタダと信じてきた日本人にも浸透しつつあるようです。
タダで安心できる水など存在しない、とはいうもののどこを適正価格と考えたらいいかということは依然として、私たちの課題です。
商いに携わる側の立場で言えば、命を支える水を商うという誇りが、結局は健全な水市場につながるのではないでしょうか。
こうした律儀な水商売の理がすべての商いの当たり前になってほしいものです。
100年の歴史を持つ横浜市水道局の川井浄水場