2014年07月07日
片寄俊秀
かたよせ としひで
まちづくりプランナー、環境芸術家 工学博士、技術士
長崎大水害が起こって、30年以上が経過しました。九州から離れた地域でも、その悲惨な光景と地域の宝である眼鏡橋復元への取組みを覚えている人は多いのではないでしょうか。しかし、水害の原因やバイパス工事の妥当性...
2014年07月07日
藤本 英子
ふじもと ひでこ
京都市立芸術大学美術学部デザイン科大学院美術研究科教授
水辺空間には、劇場空間同様に「観る」「観られる」という関係性を生み出す面白さがある、と藤本英子さんは言います。遊歩道や船や橋という仕掛けの中で、今までは道に向いていた顔が徐々に水辺にも向いてきました。水辺...
2014年07月07日
編集部
土木技術の発達によって、長大なトンネルや橋がつくれるようになったために、東京湾を車で横断することも可能になりました。しかし、かつての橋はやすやすと架けることができませんでしたし、お金もかかることですから、...
2014年07月07日
島谷 幸宏
しまたに ゆきひろ
ミツカン水の文化センター アドバイザー 九州大学工学研究院教授
私のように、全国を飛び回り川のお医者さんのような仕事をしていると、毎年、新しい里川との出会いがある。奄美大島にはリュウキュウアユというアユの亜種が生息している。本土のアユよりちょっと小ぶりで、うろこは少々...
2014年07月07日
五十畑 弘
いそはた ひろし
日本大学教授(生産工学部環境安全工学科)工学博士
社会情勢に左右されながら、条件に合わせて応じられる柔軟性、可塑性を持ったペデストリアンデッキは、ライフタイムからみても「日本的な構造物」と言う五十畑弘さん。駅前空間の表情を一変させたペデストリアンデッキは...
2014年07月07日
小林 厚
こばやし あつし
JFEエンジニアリング株式会社 経営企画部 企画室長 技術士(建設部門)
日本が政府開発援助(ODA)でモンゴルに架けた橋は、太陽橋と名づけられました。日出づる国への感謝の想いが、その名前に込められているように思います。モンゴル最大の鋼鉄製橋梁であり、鉄道で分断されていた南北の...
2014年07月07日
中井 祐
なかい ゆう
東京大学大学院教授(工学系研究科社会基盤学専攻)工学博士
震災復興事業の第一号として1926年(大正15)に架けられた永代橋は、御年88歳。ペアでデザインされた清洲橋とともに、都道府県の道路橋として初めて、国の重要文化財(建造物)に指定されています。「構造物は、...
2014年07月07日
斉藤 理
さいとう ただし
山口県立大学准教授 中央大学社会科学研究所客員研究員 工学博士
「まちは、そこで生きる人のパーソナルな考え方が集まって形成されている」と斉藤理さん。東京の水路の多くが埋め立てられて失われたのも、当時の人たちの評価や価値観の反映です。既に川がないのに、橋の名前だけが残っ...
2014年07月07日
坂本 貴啓
さかもと たかあき
筑波大学大学院 システム情報工学研究科 博士後期課程 構造エネルギー工学専攻 在学中
川系男子坂本貴啓さんの案内で、編集部の面々が109水系を巡り、川と人とのかかわりを探りながら、川の個性を再発見していく連載です。
2014年07月07日
松村 博 まつむら ひろし
橋は「通行を阻害するものに突き当たったときに、それを乗り越えるためにつくられた構造物」と定義されます。しかし橋は単なるハード面の機能だけでなく「多様な文化的価値を持つ存在」であると言えます。「越すに越され...