2007年09月07日
安田 喜憲
やすだ よしのり
理学博士 国際日本文化研究センター教授
文明や歴史が自然環境と深くかかわってきたことを年縞(ねんこう)から実証した安田喜憲さんは、「環境考古学」を提唱し、確立してきた。温暖化という地球環境の危機の時代に文明の発展を維持していくための知恵は、自然...
2007年09月07日
北野 大 きたの まさる
私はね、恥ずかしいんですよ、環境問題の専門家なんて言われると。本当は英語の先生になりたかったんです。ところがお袋は、奉公に出てから苦労して裁縫を身につけたもんですから、「腕に職をつけなくてはいけない。技術...
2007年09月07日
沖 大幹
おき たいかん
東京大学生産技術研究所人間・社会系部門教授
IPCC第四次評価報告書が公表され危機感を煽られていた割りには楽観的な内容だった、とホッとした人も多いと思う。その理由を、政治的動機に基づく批判にも耐え得るような「具体的な推定値をあげるだけの研究がなされ...
2007年09月07日
小笠原 敦
おがさわら あつし
独立行政法人産業技術総合研究所総括主幹
20世紀の科学技術は、とてもわかりやすいものだった。持っていないものを欲しがり、それが満たされると「より速く」「より強く」「より大きく」という方向に欲求が高まってきた。技術力や正確さを求める社会だった、と...
2007年09月07日
川島 博之
かわしま ひろゆき
工学博士
人口急増と地球温暖化が食糧危機をもたらす、との説が広く語られている。しかし、川島博之さんによれば「それはまったくの誤り」。一次データをきちんと解析していくと、人口予見からも食糧生産量の推計から見ても、「1...
2007年09月07日
編集部
「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の報告がまとめられ、21世紀末の平均気温が1980年から1999年に比べ2.4〜6.4℃上昇する可能性があると、政策策定者向けレポートに盛り込まれた。各国とも1...
2007年09月07日
藤田 紘一郎
ふじた こういちろう
人間総合科学大学教授 東京医科歯科大学名誉教授
「カイチュウ博士」として知られる藤田紘一郎さんの専門は、寄生虫学と感染症学。発展途上国をめぐり「水が運ぶ病原体」を研究するとともに、世界の飲料水調査も重ねてきた。藤田さん曰く、「水は私の永遠のテーマ」なの...
2007年09月07日
近角 真一
ちかずみ しんいち
建築家
1970年代から建て始められた鉄筋コンクリート製高層マンションは、そろそろ建て替え寿命を迎えつつある。分譲による区分所有という、日本が初めて経験する所有形態での建て替えは、果たして順調に進むのだろうか。日...
2007年09月07日
編集部
カーシェアリングは、地球温暖化を防止するための「CO2削減」に貢献できるのか。そもそも、カーシェアリングとはレンタカーとどこが違うのだろうか。日本ではまだ馴染みがない、カーシェアリングのシステムについてオ...
2007年09月07日
古賀 邦雄
こが くにお
水・河川・湖沼関係文献研究会
明治維新以降、わが国はヨーロッパの列強に対応し、「殖産興業」、「富国強兵」策をとった。このため明治政府は、鉄道、道路、築港、干拓、疏水、河川改修、水力発電、上下水道等のインフラ整備を図った。これらの土木事...