2005年01月24日
栗田 彰
くりた あきら
下水道史研究家
私は東京都下水道局に勤めていたのですが、広報係のとき、ある都民の方から「江戸の下水道はどうなっていたのですか」と質問を受けたのです。ところが、下水道局には江戸時代の下水道について史料が何も残っていない。唯...
2005年01月24日
泉 桂子
いずみ けいこ
日本獣医畜産大学非常勤講師
水源林というのは、森林の持つ「水源涵養機能」を人間が積極的に利用して、適正な河川流量及び水質を得ることを目的として維持されている森林です。「水源涵養機能」は、洪水緩和機能、渇水緩和機能、水質浄化機能の3つ...
2005年01月24日
古賀 邦雄
こが くにお
水・河川・湖沼関係文献研究会
最初から尾籠な話で申し訳ないが、小学生のとき、検便を持っていくことがあった。マッチ棒に便をつけてマッチ箱に入れた。もちろんトイレは汲み取り式であった。その通学路の途上に畑に肥だめがあった。1953年(昭和...
2005年01月12日
佐藤 洋一郎
さとう よういちろう
総合地球環境学研究所教授
稲作を行うためのハードウェア・ソフトウェアは、水の文化と切り離せません。その稲作も、かつて小学校の教科書では「弥生時代になると水稲耕作が始まり、生産力が上がりました」と習ったものですが、最近の研究ではどうも様子が異...
2004年12月28日
安達 裕之
あだち ひろゆき
東京大学大学院総合文化研究科教授
日本は海洋国と言われる割には、和船の歴史について調べている方が少ないのが現状です。今回は、造船技術を歴史の側面から研究している安達裕之さんに和船についていくつかのエピソードをうかがいました。
2004年12月17日
山口 仲美
やまぐち なかみ
埼玉大学教授
じゃぶじゃぶ、ざぶざぶ、どんぶらこ、しとしと・・・日本には水に関係のある擬音語・擬態語が多数あります。でも、このような表現はいつ頃から使われていたのでしょうか。他の国の人は、どんな表現をするのでしょうか。今回は、古...
2004年09月21日
編集部
各地で方言が見直されつつあります。沖縄の方言は<うちなーぐち>と呼ばれています。新聞を作ることで<うちなーぐち>と沖縄の文化を伝えようとしている人々をご紹介します。沖縄県那覇市の年間降水量は約2000mm...
2004年09月21日
石田 潤一郎
いしだ じゅんいちろう
京都工芸繊維大学教授
日本では、雨露をしのぐということが住宅の最大の要件です。原始住居では屋根と壁は一体で、寒さをしのぐというウェイトが高かった。縄文時代までは現代よりも寒かったのでしょう。旧石器時代は葉っぱがついたままの生木...
2004年09月21日
佐藤 清
株式会社テクノプラン 建築事務所 (元・東京都江東区役所)
私たちは「健全な水循環」という言葉を、現在ではあたりまえのように使っています。水循環という言葉が、「健全な」という評価を伴って用いられるようになったのは1980年代になってからのようです。おそらくもっとも...
2004年09月21日
山田 吉彦
やまだ よしひこ
日本財団海洋グループ長
『天気で読む日本地図』は、天気についての言い伝えアンケートが出発点です。全国の海事関係者にご協力いただいて、海に生きる人々に伝えられている観天望気について書きました。長崎県平戸に松浦史料博物館というミュー...