2005年06月10日
中谷内 一也
なかやち かずや
帝塚山大学心理福祉学部教授
「この世に災害などおこるまい」「自分が災害に遭うことなどあるまい」と思うのは人情というものかもしれません。しかし、ある程度のリスクを前提にしないと、安全な社会文化はつくれそうもありません。そのキーワードは信頼だ、と...
2005年06月10日
矢守 克也
やもり かつや
京都大学防災研究所助教授
暮らしている方にとってみれば、災害というのは千差万別。地震一つとっても、人により災害経体験は様々で、求められる防災の知恵は異なります。こうした人それぞれの災害体験を聞き取り、防災対策に活かせないか。そんな活動をして...
2005年06月09日
大窪 健之
おおくぼ たけゆき
京都大学大学院地球環境学堂助教授
木造建築というと、その良さは知りながらも、何となく災害に弱く、古くなれば保存が大変と思いがちです。ところが、「そうではない」と、木の建築の可能性を追求しているのが大窪さんです。木を使った建築と身近な環境防災水利が一...
2005年05月06日
編集部
地域の水を管理する組織の一つに、農業用排水の管理を行なう土地改良区という組織があります。その数全国で約6500。その中でも、約400年にわたり信濃川・阿賀野川の氾濫と闘い、苦しい排水の歴史を持っているのが...
2005年05月06日
編集部
日本の上水道は、表流水が取水源となっている場合が多い。近代水道では、当初、原水を緩速濾過で処理し給水したが、現在はその多くが急速濾過処理となっている。原水の悪化と供給の効率化のためだが、原水の質が悪い所で...
2005年05月06日
編集部
「水と闘う」と表現される地域は世界中にある。オランダ、日本、中国、カンボジア、エジプト…。国内に目を転じても、八郎潟、亀田郷、木曽三川、さまざまな土地があり、見ようによっては東京だって水と闘っている。ただ...
2005年05月06日
長坂 寿久
ながさか としひさ
拓殖大学国際開発学部教授
民主主義の赤字という言葉があります。この言葉が初めに使われた背景には、EU統治機構に属するすべての国の、一人ひとりの国民の民意を、EU議会が反映しているのかという問いかけがありました。民主主義といっても、...
2005年05月06日
編集部
計画の国、オランダを学べ。ここ数年、日本の経済界では「オランダの奇跡」と呼ばれる経済成長が注目されている。ワークシェアリングなど整備されたセーフティネットが、日本が目指すべき模範と映るというのが背景にある...
2005年05月06日
後藤 猛
ごとう たけし
コンサルタント(オランダ在住)
武士道、つまり真剣勝負の精神が日本の商人の規範だとすると、リラックスした微笑みと、巧みな自己宣伝がオランダのビジネス精神のようだ。真面目一点張りでは気が張りすぎてストレスがたまり、やがて過労死の原因になり...
2005年05月06日
編集部
子供向けのオランダ地理絵本に『HollandCompass』というものがある。目次を見ると「土地形成の歴史」「ポンプ機械」「敵としての水」「水利工学」「輸送手段としての水」「食料資源としての水」など、さな...