2005年05月06日
古賀 邦雄
こが くにお
水・河川・湖沼関係文献研究会
皇太子は1983年(昭和58)6月から1985年(昭和60)10月まで、オックスフォード大学に留学された。研究テーマは「十八世紀におけるテムズ川の水運について」である。テムズ川はイングランド西南部グロース...
2005年05月06日
長坂 寿久
ながさか としひさ
拓殖大学国際開発学部教授
オランダはアルプスを源流とするライン川、マース川、スヘルデ川の三角州にできた国である。まさに低地の国である。ライン川の支流のアムステル川に堤防(ダム)を築いてアムステルダムを、マース川の支流のロッテ川に堤...
2005年05月06日
編集部
アムステルダムの南東に車で20分ほど走ると、ナーデルメーアと呼ばれる自然保護地域がある。ここを管理しているのが、自然保全を目的に活動しているNGO、ナチュールモニュメンテンだ。このNGOが設立されたのは1...
2005年01月26日
松田 忠徳
まつだ ただのり
旅行作家・札幌国際大学教授
ここ数年、温泉業界では水質偽装など多くの問題が噴出しています。ただ、問題が起きる裏には、長い温泉文化の歴史の中で、利用者が温泉に求める価値が変わりつつあるという点も見逃せません。今回は、温泉教授として知られ、おそら...
2005年01月24日
鳥越 皓之
とりごえ ひろゆき
筑波大学大学院人文社会科学研究科 教授
排水とは困った存在である。もちろん悪友にもよい面があるように、排水にも探せばよい面もある。しかし本心のところ、やはり困った存在だ。排水とは、平たく言えば、使い終わって用のなくなった水である。排水に対して、...
2005年01月24日
編集部
本連載も11回目を迎えました。全国を飛び回っていると、水の文化楽習も「こんな伝え方があったのか」と人の数だけバラエティーがあることに驚かされます。では今の小学校では、水の文化はどのように教えられているので...
2005年01月24日
鬼頭 秀一
きとう しゅういち
恵泉女学園大学教授
まず2つの興味深い事例を挙げてみたいと思います。排水をどう捉えるかで興味深いと思ったのは、静岡県掛川市の排水浄化施設のエピソードです。今までは、どこに立地させようとしてもみんなが嫌がる、いわば嫌われ者の施...
2005年01月24日
真勢 徹
ませ とおる
秋田県立大学短期大学部教授
戦後、人工的な潅漑農業が世界中に広がりました。パキスタンやインドの潅漑施設を整備したのはイギリス、フィリピンはアメリカ、インドネシアではオランダがそれぞれ、技術と資本力で潅漑農地を広げていきました。潅漑排...
2005年01月24日
編集部
かつては下水処理場とか汚水処理場などと呼ばれていた施設が、最近では「水再生センター」と看板を掛け変える例が増えている。見学コースを整備している所も多く、中に入ると処理水の中を魚が泳いでいたりする。もっと遡...
2005年01月24日
中山 幹康
なかやま みきやす
東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
最近ウォーター・セキュリティ(水の安全保障)という言葉をよく聞きます。水資源は、1国だけではなく、地域、世界的な取り組みがないと、安定供給されない可能性もある。そのような考え方が最近広まっており、資源の確...