2022年02月21日
島谷 幸宏 しまたに ゆきひろ
もうかなり前になりますが、老荘思想などがご専門の蜂屋邦夫先生と龍と亀を題材に河川技術の思想について対談したことがあります。近年の気候変動による洪水の頻発を見ていると、龍と亀の思想、特に亀の思想が重要になりつつあるのを感じます。
2022年02月21日
今回の特集は、第4回アジア・太平洋水サミットの開催地となった熊本市に着目するところからスタートした。水サミットは当初2020年10月に実施される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大で延期。
2022年02月21日
熊本市内から東へ向かい、外輪山の割れ目から阿蘇カルデラに入り、さらに阿蘇五岳の北側を回って奥へ。北外輪山の南側斜面にある、湧水で知られる「手野集落」を訪ね、水にまつわる暮らしを見た。
2022年02月21日
阿蘇カルデラ南側の火口原(平坦地)は「南郷谷(なんごうだに)」と呼ばれる。そこに位置する熊本県の高森町は宮崎県の高千穂町と鉄道で結ばれるはずだった。トンネル建設工事による出水事故で周辺の湧水が枯れてしまったが、その後に配水システムをつくり直した高森町を訪ねた。
2022年02月21日
牧野 厚史
まきの あつし
熊本大学大学院人文社会科学研究部 教授
阿蘇五岳を中心とする阿蘇カルデラは天然水が湧き出す水源の宝庫だ。そこには、熊本地域とはまた異なる水への接し方、暮らし方がある。そこで、琵琶湖から熊本へと研究フィールドを移した熊本大学大学院教授の牧野厚史さんに..
2022年02月21日
熊本県には、次世代育成において九州のなかでも有名な市民団体がある。八代市(やつしろし)を拠点に活動する「次世代のためにがんばろ会」だ。ほぼ毎月のようにイベントを行なっている。
2022年02月21日
今、九州の高校生世代が自分たちの身近な水文化を調べ、その結果を動画として世界へ発信しようとしている。これはNPO法人日本水フォーラムが事務局となって進めている「ユース水フォーラム・九州」の活動の一環だ。
2022年02月21日
渡邉 紹裕
わたなべ つぎひろ
熊本大学くまもと水循環・減災 研究教育センター特任教授
京都大学教授を経て3年前に熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター特任教授に着任して以来、熊本地域の水に対する取り組みを見つめている渡邉紹裕さん。国際かんがい排水委員会の副会長に就任したばかりの渡邉さんに、熊本地域の水システムと次世代育成の重要性などについてお聞きした。
2022年02月21日
熊本地域11市町村、約100万人の生活を支えてきたのは地下水だ。ところが、地下水位の低下や地下水の質にまつわる課題が生じている。地下水を持続可能なものとするためには、その涵養域である白川中流域での対策が不可欠だ。
2022年02月21日
熊本市の人びとの暮らしを支える地下水が、目に見える形で異変を示したのは2016年4月の熊本地震だった。熊本市内の水前寺成趣園の湧水池が一時的に干上がるなどの混乱が起きた。