2021年07月16日
千葉県は熊本県に次ぐスイカの産地だ。なかでも富里市は関東ローム層の土で水はけがよく、昼夜の寒暖差が大きいため、糖度の高い実がなる「すいかの里」。
2021年07月16日
冬にこたつで食べるミカンほどおいしいものはない。そう思っていたが、和室が減り、こたつを使わなくなり、ミカンも存在感を失っている。ところが、そんな潮流に逆行するように、ミカンの消費量を増やそうと知恵を...
2021年07月16日
中野瑞樹
なかの みずき
フルーツ研究家
果実の消費が増えると、砂漠化や地球温暖化などの環境問題の解決につながる―そう気づいて独自の研究を進め、「フルーツ中心にほぼ果実だけの食生活」を4300日以上、約12年間続ける一方、講演などで「フルーツ食」の...
2021年07月16日
新潟市南区の白根地区は、江戸時代から果樹栽培が盛んで、新発田藩主にナシを献上した記録もある。ここは日本有数の大河・信濃川とその支流・中ノ口川に挟まれた氾濫原だが、それを逆手にとってナシや西洋ナシを育ててきた。
2021年07月16日
片山寛則
かたやま ひろのり
神戸大学大学院農学研究科附属食資源教育研究センター 准教授
岩手県を中心とする北東北に、現代のナシとはかなり異なる様相の小さなナシが残っている。宮沢賢治の童話「やまなし」で描かれているように薫り高い在来種だ。
2021年07月16日
「日本の果実は甘くておいしい」。海外からもそう評価されているという。それはどのような背景があるのだろう。「果実と水」の関係性や国内の果樹栽培の現状、今後期待される果物などについて、国立研究開発法人 ...
2021年07月16日
梶浦 一郎
かじうら いちろう
一般社団法人園芸学会 元会長
五感を刺激し、幸福感をもたらす「果実」。果実は水分を多く含み、生長するにも水とは切っても切れない関係にあるが、その歴史や文化的な変遷はどうなっているのか。2008年(平成20)に果実文化や歴史を含めて幅広く...
2021年07月16日
石毛 直道
いしげ なおみち
文化人類学者 民族学者
果実は、糖分がおおく甘い味がし、ビタミン、ミネラル、食物繊維など栄養になる成分を含有し、消化のよい食べものである。そこで、ゴリラ、チンパンジー、オランウータンなどの類人猿は、果実を好んで食べ、果実の熟...
2021年03月03日
中庭 光彦
なかにわ みつひこ
多摩大学経営情報学部 事業構想学科教授
人口減少期の地域政策を研究する中庭光彦さんが全国を訪ね歩き、「地域の魅力」を支える資源やしくみを解き明かしてきた連載「魅力づくりの教え」。今号が最終回となります。今回の舞台は、中庭さんが足繁く通っている岐阜県高山市です。
2021年03月03日
古賀 邦雄
こが くにお
古賀河川図書館長 水・河川・湖沼関係文献研究会
元弘3・正慶2年(1333)鎌倉幕府が滅亡する。後醍醐天皇は、武家政権が崩壊して天皇親政に取り掛かり、「建武の中興」を開始する。近藤靖文著『九州南北朝争乱―懐良親王と九州征西府』(自費出版・2015)によれば、建武の中興とは、お互いに相矛盾する復古(過去)と革新(未来)が奇妙に同居しながら、天皇が意思を示す文書・綸旨中心の天皇専制独裁という形の天皇親政が推進されたと論ずる。