2017年03月17日
藍色が活かされているのは、何も衣服に限ったことではない。長野県の時計企画室コスタンテの純国産ブランド「SPQR(スポール)」の主要シリーズには、欧米で「japan」と称されるほど評価の高い漆塗りの技術を活...
2017年03月17日
今から150年ほど前、アメリカの鉱夫たちの作業着として誕生した「ジーンズ」。日本でも衣服としてすっかり定着しているが、「日本の青(藍)」にこだわったジーンズの製造・販売に取り組む会社が岡山県倉敷市にある。...
2017年03月17日
港 千尋
写真家 映像人類学 多摩美術大学情報デザイン学科教授
かれこれ30年ほど前になるが、ユベール・ド・ジヴァンシー氏をパリのアトリエに訪ねたことがある。20世紀を代表するファッションデザイナーのひとりであり、フランス人にとって「ジヴァンシー」の名は、エレガンスの...
2017年03月17日
編集部
「水の文化」を「色」で切り取るとどうなるか――それが今回の特集の出発点だった。私たちの暮らしは、さまざまな色で彩られている。無色透明なものは空気と水くらいなものだろう。しかし、水には色がないはずなのに「水...
2017年03月17日
水と風土が織りなす食文化の今を訪ねる「食の風土記」。今回は、福井県大野市の「でっち(丁稚)羊かん」を取り上げます。水が豊かな大野市ならではの伝統的な和菓子ですが、その不思議なネーミングと冬にだけ食べる理由...
2017年03月17日
坂本 貴啓
さかもと たかあき
筑波大学大学院 システム情報工学研究科 博士後期課程 構造エネルギー工学専攻 在学中
川系男子坂本貴啓さんの案内で、編集部の面々が全国の一級河川「109水系」を巡り、川と人とのかかわりを探りながら、川の個性を再発見していく連載です。今回の原稿は、博士論文の執筆に奮闘中の坂本くんに代わって、...
2017年03月17日
松嶋 雅人
まつしま まさと
東京国立博物館 学芸研究部列品管理課 平常展調整室長
江戸時代、庶民へ売るためにつくられた浮世絵。絵柄、表現方法は流行(はや)り廃(すた)りが激しかったが、その一つに藍色の濃淡だけで刷った浮世絵版画がある。それが「藍摺絵(あいずりえ)」。藍一色で描く手法「藍...
2017年03月17日
竹内 淳子
たけうち じゅんこ
民俗学者
明治時代に来日した外国人が「ジャパン・ブルー」と絶賛した「藍色」は「甕覗(かめのぞ)き」と呼ばれる淡い藍色から、黒く見えるほどの濃紺まで、実にさまざまなバリエーションがある。そこには日本人のどんな感性が働...
2017年03月17日
徳島県の吉野川流域は、江戸時代から明治時代中期にかけて藍染めの染料となる「蒅(すくも)」を供給したことで知られる。徳島の蒅は品質の高さ、そして圧倒的な量から「阿波藍」と称され、全国へ供給された。今も蒅をつ...
2017年03月17日
編集部
今号の特集に関する史料・資料および取材時に見聞きしたことから、日本の藍・藍染めに関する略年表と天然染料による「藍染め」についてまとめた。なお、藍・藍染めの歴史に関するまとまった史料・資料がないうえ、記述が...