2009年09月01日
藤原 光弘
ふじわら みつひろ
大阪市建設局渡船事務所技能統括主任
水都大阪では、いまだに市民の足として渡船が健在です。8カ所で15艘の船が活躍し、年間200万人の人が利用しているんですよ。私は7年前まで、現役で操船していました。地方公務員ですから世襲ということではないの...
2009年09月01日
島谷 幸宏
しまたに ゆきひろ
九州大学大学院教授
激しい干満の差がある有明海と結ばれた佐賀平野の川は、潮、砂、水不足に悩まされてきました。民政家として活躍した成富兵庫茂安は、大水の氾濫さえも仕組みに入れて、水害でなくしてしまう治水の天才でした。近代化が進...
2009年05月29日
中田 誠
なかた まこと
独立行政法人都市再生機構 住まい技術研究チームリーダー
住宅難を解消し、戦後日本の新しい暮らしを牽引してきた旧・日本住宅公団。集合住宅の水まわりも、当初は湿式で手間も時間もかかる工法でした。人研ぎ流しが一体型ステンレス流し台に、木製風呂桶がバランス型風呂釜へ、...
2009年05月29日
前田 裕子
まえだ ひろこ
神戸大学大学院経済学研究科講師
現在の都市生活者にとって、なくてはならない水洗トイレ。その大切な設備が、産業史の視座から語られることは、かつてありませんでした。開発者をはじめ、節目節目に現れたキーパーソンに温かいまなざしを注ぎながら、膨...
2009年05月29日
編集部
バブル時代に隆盛を極めたスポーツクラブの中には、減った会員の穴埋めに、安価な午前中限定会員のサービスを提供しているところがある。利用者は主に高齢者。軽い運動をし、顔見知りと話ができると好評だ。そこに思わぬ...
2009年05月29日
編集部
棚田の美しい新潟の山村で、朽ち果てようとしていた古民家を再生して、地域おこしをしようとしている人がいます。ドイツ人の建築デザイナー、カール・ベンクスさんの取り組みと暮らしぶりから、新しい住文化を探ります。
2009年05月29日
藤原 智美
ふじわら ともみ
作家
かつては家業や食によって「何気なく」家族でいられたのに、家業も食も家族をつなぎ止められなくなった今、家族のコミュニケーション部分だけを強く意識せざるを得なくなっている、と藤原智美さん。解決のための答えは1...
2009年05月29日
北川 圭子
きたがわ けいこ
郡山女子大学家政学部人間生活学科教授
今では当たり前になったダイニングキッチン。そのモデルは「公団2DK」であるというのが、定説でした。しかし、北川圭子さんは女性建築家第一号の浜口ミホを調べるうちにそうではないルートがあったことを発見します。...
2009年05月29日
藤森 照信
ふじもり てるのぶ
東京大学生産技術研究所教授 建築史家 建築家 工学博士
女性の地位と台所は、戦後歩みを一つにしてきた、という藤森照信さん。ガスと水道が完備することで、暗くじめじめして、低い所に置かれていた台所が床上に上がってきました。床の間が男性の象徴だとしたら、明るくきれい...
2009年05月29日
杉本 節子
すぎもと せつこ
財団法人奈良屋記念杉本家保存会事務局長 料理研究家
うちとこの家は、蛤御門の変で起きた元治の大火のあと、再建されたもの。棟札によれば、1870年(明治3)の上棟です。杉本家は1743年(寛保3)に奈良屋の屋号で呉服商として創業しました。1767年(明和4)...