2009年05月29日
山口 昌伴
やまぐち まさとも
建築家・道具学会会長
今の住まいは戦後の住宅難解消のために生まれた集合住宅に影響を受けすぎていると山口昌伴さん。土間を再評価して通り庭をつくったり、軒の出を深くしてベランダに風呂をつくったりすることで、暮らし方も、水とのつき合...
2009年05月29日
日本が貧しかった1950年代、我が家の水まわりは、まさしく貧弱、非衛生、不便性そのものだった。水道は共同栓で外にあり、そこから汲んで土間の台所の甕に溜め、柄杓にすくい、流し台で料理に使った。ご飯は釜に薪で...
2008年12月26日
鳥越 皓之
とりごえ ひろゆき
文学博士 早稲田大学人間科学学術院教授
日本の水意識は、古くまで遡ると東アジア一帯にルーツを持っていたようです。経済成長や水道敷設などによって、日本の水環境は激変しました。その急激な変化によって生じた歪みは、今、見直しが迫られています。地元の人...
2008年12月26日
沖 大幹
おき たいかん
東京大学生産技術研究所人間・社会系部門教授
スペイン・サラゴサでの万博で、「水と共生する日本人ー智慧と技ー」をテーマに掲げた日本館。豊かな水資源に恵まれて、智慧と技を育んできた日本の文化は少ない水をやり繰りする国の人々に、何を示唆できるのでしょうか。
2008年12月26日
須知 裕曠 すち やすひろ
NPO法人「大阪・水かいどう808」の808は、大阪八百八橋の808。東京はオリンピックを契機に町が激変したけど、大阪でまち並みや暮らしが変わったのは万博から。僕の子供時代は、まだまだ大阪でも自然が残って...
2008年12月26日
古賀 邦雄
こが くにお
水・河川・湖沼関係文献研究会
我が国は縄文時代から今日まで米づくりに勤しんできた水田稲作農耕民族である。米の増産には水田開発が欠かせない。その水田開発には水利施設の充実が重要な位置を占めているが、そのために、まず治水を図ることであった...
2008年12月26日
編集部
近頃、「共生」という言葉が花盛りだ。試しにインターネットで検索してみたところ、748万件にヒット。1985年(昭和60)ごろから本のタイトルにも使われ始め、1990年代に入ると爆発的に増える。本来、生物学...
2008年12月26日
編集部
沖大幹さんと編集部では、スペイン・サラゴサの万博に引き続き、南部アルメリア地方の海水淡水化施設とその灌漑利用の現状、及び下水処理施設を視察しました。適地適作を徹底させるEUの農業政策も含め、変わりつつある...
2008年12月26日
陣内 秀信
じんない ひでのぶ
建築史家 法政大学デザイン工学部建築学科教授
まちは、時代とともに生きています。ヨーロッパでは、今、荒廃していた旧市街地が再生して活気を取り戻しています。その核を担っているのは、水辺空間と人。イタリアでの成功例は、日本の地域おこしのヒントになってくれ...
2008年12月26日
藤本 淳
ふじもと じゅん
東京大学先端科学技術研究センター特任教授
Eメールやホームページ、インターネットを利用した通信販売などなど、今、私たちの暮らしはITなしでは想像もつきません。しかし、暮らしや社会への影響力が大きいITを、どこにどう使うか、ということが、問われる時...