今年も夏がやってきました。
皆さん、最近泳いでいますか?
「泳ぐ」という行為は、かつて人間が食料を得るために必要な術でした。戦国時代には武術の一つとなり、江戸時代には水域に応じた泳法が各地に生まれます。明治時代に海水浴が療養法として注目される一方、大正時代にクロールなど西洋式の近代泳法が取り入れられると、泳ぎはタイムを競うものへと変わっていきました。戦後の高度経済成長期には全国の小中学校にプールが整備されます。
そして今、学校プールが徐々に減り、海水浴離れも囁かれています。曲がり角を迎えているようにも見える「泳ぐ」について、あらためて考えてみませんか?